電書会の手法と戦略

このカードが秘密兵器となります。言い値書店hon.jpというサイトで個人出版を応援されているふじーにょさんが開発したサービスで、クラウドに保存した電子書籍をカードに書かれたURLとIDでセキュアにダウンロードできるのです。課金とは切り離されてるので、売るもよし、配るもよし。自由自在です。犬吠埼は文フリでいち早くこの「conca」を導入し、同人イベントでの電子書籍の対面頒布という成功事例を作りました。コンカを使って作ったワサラー団会員証です。わさらーさん主催のワサラウンジに参加するとプレゼントされるほか、年に八回ほど開催される文学フリマでも電書会レーベル作品の購入特典として頒布しています。クレジットカードと同じ厚さの豪華版で、イラストもとても高いクオリティです。さらにわさらーさんの歌が簡単にダウンロードしていただける特典つきです。ティーンを中心に界隈でも大好評をいただいている「指先イマジネーション」、新曲の「手切レノ毒リンゴ」、原点となる「わさらーのテーマ」を収録しているほか、わさらーのテーマのさまざまなかっこいいリミックス版(かめりあREMIX3dNOW’s RMX-Why didn't she ask? remix-)も収録しております。ぜひこの機会に手に入れていただければ幸いです!
ポプルス様でオンデマンド印刷した紙の出版物です。見返し製本というものすごく豪華な製本をしていただいているのにも関わらず非常に低価格で、少部数から刷ってもそれほどコストが変わりません。何といっても文学フリマ御用達の印刷所様ですので、安定した歴史と実績があります。非常におすすめです。電子書籍だけでなくこうして紙の出版物にもするというところが電書会の手法となりまして、それぞれを単体でやるよりも相乗効果を発揮できる合わせ技ということですね。これからの時代、こういう手法こそが大きな潮流となるだろうと思ってます。複数の異なる界隈を渡る能力、紙と電子を使いこなす能力、犬なのに猫、そういうものが求められるわけです。さらに密林社様経由でアマゾン様に委託販売すれば紙と電子をリンク表示できます。非常に効果的な販売戦略となります。↑画像をクリックするとめいろまさんの書評に飛びます。コンカとのコラボで、文フリでは紙と電子を同時にお楽しみいただけます。
毎年複数回、東京を始めとして全国各地で開催されている文学のためのイベント、「文学フリマ」です。我々電書会も積極的に参加しています。先日行われた文フリ札幌は大盛況となり北海道新聞に文フリのことが大きく掲載されました。「活字離れどこ吹く風」、「文学フリマ盛況」という活気のある見出しが躍っています。開場早々に満員御礼で、合計900名様が訪れただけありますね! 文学フリマは非常に可能性のあるすばらしいイベントなので、今後ともぜひ参加していきたいと思っています。今はそのための新作を続々と出版している時期です。電書会の公式サイトも、イベントで頒布できるパンフレットを使って分かりやすく内容紹介したり、オリジナルキャラクターを使ってプロデュースしたりと、いろいろと企画していますのでぜひご期待ください。ここだけの話、次に文フリに参加するなら絶対に100部以上は頒布します。例えば、コンパニオンさんに何名様かご協力いただいて、いわゆるオタコロな格好をしていただいて、売り子をやっていただくとか、そういうことも可能性として十分あります。芸能人レベルの有名人を連れていくこともできます。そうやって、何でもありのプロモーションで我々電書会は文フリにコミットしていきたいと思っています。
電書会の中核は何といっても出版にあります。作品を創作して出版し部数増することで、より多くの読者様に作品をお楽しみいただくことが非常に重要です。そのために日々いろいろな手法と戦略を考え、実現しているのです。ただ単に出版するだけでも難しいのに、それをより多くの読者様に読んでいただくことは至難の業です。現在のところは。しかし電書会が作り出す新しい未来においては若干異なります。何もかもすべてを解決とまではいきませんが、界隈随一のお役立ち情報として我々が皆さんにご提供するいろいろなノウハウが広まることで、出版がより一層身近になることは間違いないでしょう。具体的には、まず大きなものとして「KU=KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)」という読み放題サービスがあります。今後、アマゾンはますます界隈の需要と供給を独占していくと思われますが、そのなかでもこのKUには大きな期待が集まっています。我々電書会もすでに虎の子の作品のほとんどを投入しました。今後のノウハウとはまさにKUで部数増することです。プライスマッチという別の手法もあるのですが、これはKUよりもさらに無償頒布という性質の強いものです。現在においては有効ですが将来は分かりません。今のうちからKUに合わせておかないとKUがさらに普及したときに先行者利益を取れなくなると考えました。KUは、アラカルトで定価で買うことも、会員として読み放題で読むこともできます。また、三ヶ月に五日間の無料キャンペーンを行うこともできるため、非常に幅広く柔軟な販売が可能となる非常にすばらしいサービスです。アマゾン以外にもいろいろな電子書籍の販売プラットフォームは存在しますが、二歩も三歩も遅れていることは否めないでしょう。KUには専売という縛りがあり、他販路展開をすることで使えなくなるバーターだからです。
「観光文フリ」と題して、全国各地で開催される地方文フリにフルコミットしながら、その土地ならではの魅力を存分に体験しつつ、広く界隈に向けてイベントの楽しさを発信しよう、それによってより一層興味を持っていただこうというコンセプトの企画を行ってきました。これまでに大阪、福岡、金沢、札幌、岩手のそれぞれに対して複数回参加していますし、膨大なログがアーカイブされています。上記の写真をクリックしてそれぞれの記事をご覧いただければ幸いです。グルメに観光にと、まさに全国各地を行脚してイベントを堪能してきました。これだけの記録はすでにドキュメントであり、観光文フリというひとつの表現、ジャンルだといえます。あまりにもコストがかかるので現在はしばらくお休みしていますが、そのあいだに出版に集中し、何冊もの新作を上梓することで。また、キャラクター企画を始めとしたありとあらゆる企画によって電書会をプロデュースすることで。圧倒的なまでに高いレベルで完成された電書会として、数年後に参加するかもしれません。そのときには毎回100部以上を頒布したいですし、オタコロな格好をしたコンパニオンさんに売り子をお願いするなど、異次元のプロモーションを行って界隈をあっといわせることを考えています。
電書会レーベルの作品を、声優の芦屋もこさんに非常に高いクオリティで朗読していただいています。界隈からも個人出版の新しい試みであると高く評価されております。電書会レーベルは今後ともどんどん新作を上梓します。小説作品を中心に、犬吠埼ナイン構想以外にも数多くの作品の朗読版を創作していきますので、ぜひご期待ください。パソコンやスマホだけでなく、お手持ちの携帯音楽プレイヤーでお楽しみいただける「聴ける小説」です。小説を読みながらお聴きいただければ幸いです。